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大館曲げわっぱのおひつ
柴田慶信商店が作り続ける、ご飯に適したおひつ

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高温多湿という日本の夏の特性のせいでもあるのでしょうが、晩ご飯のために炊いたご飯を、ついつい翌日まで炊飯器の中に放置しておいて、変なニオイがする、こりゃ駄目だ、ということが毎年一回はあります。筆者のアタマが暑さで呆けているせいと云われれば返す言葉もありませんが・・・

ひと昔前まで、ご飯は曲げわっぱのおひつへ入れておくのが当たり前でしたし、今でも戦前戦中を過ごした世代の方々のおうちではそれが定番です。静岡県の井川メンパ、秋田県の大館曲げわっぱなどのように、曲げわっぱは各地で伝統工芸となっていますが、現代でも白飯に対して、実は極めて有用だと言います。


秋田県大館市で大館曲げわっぱを作り商う柴田慶信商店では、白木(無塗装)で曲げわっぱを作ることにこだわり、ご飯を入れる容器類にはウレタン塗装などを一切用いません。いわく、以前はウレタン塗装を試みたそうなのですが、ウレタンを使うと塗料のニオイがご飯に移ってしまうことに気付いたから、だとか。


おひつ 5寸(二合用)
価格: 税込30,000円
(クリックすると拡大表示されます)
天然素材としての杉が持つ通気性や殺菌効果、それによってご飯が傷みにくくなり、また、冷や飯になっても美味しさが損なわれないのです。考えてみれば、木だって生き物なのですから、天然のエアー・コンディション能力があるわけです。そこにご飯を入れて長く美味しく頂くというのは、米どころ・秋田ならではの古からの智恵なのでしょう。

中には、天然素材ってそれ自体が堅牢でないというか、傷みやすいんじゃないの、と思う人もいるでしょうが、白木の曲げわっぱの場合、洗剤を使わずタワシで洗い、必要に応じてしばき塗りを施せば、孫の代まで使えるそうです。


おひつ 7寸(五合用)
価格: 税込40,000円

(クリックすると拡大表示されます)
杉から作られるおひつを使うなんて、もしかしたら現代の人には、特に若い人には、蝶がさなぎに返らされるようで、抵抗を感じるところがあるかも知れません。しかし、ご飯というものは古くからその本質は変わらないのです。それなら、ご飯を収納する器も、新しいモノもそれはそれでいいですが、古のモノにも秀でたモノがあると思って試してみるのもいいんじゃないでしょうか。

もっとも、何においても適切な管理というのが大事なワケで、冒頭の筆者の事例などは使う道具以前の問題ですけれど・・・





お問い合わせ先

・社名: 有限会社 柴田慶信商店
・住所: 〒017-0044 秋田県大館市御成町2丁目15-28
・電話: 0186-42-6123
・定休日: 土曜日、日曜日、祝日
・ホームページ: 大館曲げわっぱ|柴田慶信商店







 

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