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■ 2月28日~3月30日にかけて、「日本の伝記」を取り扱います







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そのみつのクツ
成長し続ける、オーダーメイドのクツ

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戦後、日本のクツ職人は減少の一途をたどりました。言うまでもなく、技術の発展により、クツは手で作るモノから工場で作るモノへと変わったことが最大の要因です。ですが、21世紀に入り、どういうわけか、クツを手作りすることがまるで流行のように広まりました。

つまり手作りのクツを、日本で手に入れやすくなったということですが、反面、クツのハンドメイドというフィールドは、競争率が激しくなったとも言えるでしょう。いつの時代も、どんな業種でもそうですが、数が増えるということは、消費者目線で見れば選択肢の増加を意味しますし、作られるモノの質は全体的に向上して行き、生半可な作り手はやがて淘汰されます。

かような日本の「クツ作り」の環境下で、生き残り、「クツ作り」だけで食べて行ける職人は、本物と言えるでしょう。東京・谷中に存在する「そのみつ」は、そのひとつなのです。

卸しもしていますが、なんといっても「そのみつ」はオーダーメイドのクツのお店。男性より女性の方がクツ(足)でお悩みの方が多いのか、「そのみつ」のお客さんの8割強は女性だそうです。




「そのみつ」のクツ作りの工程は、すべて手作業。現在は5人体制でクツ作りに取り掛かっているものの、それでも「そのみつ」でクツをオーダーする場合、「注文から仮履きまで大体5~6ヶ月、そこから仕上がりまで2ヶ月くらい。大体7~8ヶ月くらい掛かります」と、「そのみつ」社長の園田さん。

しかし、「そのみつ」でクツをオーダーしたいと願う人は絶えません。オーダーメイドのクツは大人の楽しみでもあるのか、お客さんの年齢層は30~40代が多いそうですが、自分の足にフイットするクツ、それも、激しい競争を生き残ってきた確かな技術とセンスで作られたクツには、ユーザーのニーズ以上の何かを提示する、時間やお金という概念を超えた価値が存在するのです。

園田さんは、「ウチのクツは、以前だとクラフト感が前面に出ていたけど、最近は純然たるクツになってきたかな、と思います。それでも、1足1足作るごとに、新しい発見とかがあったりします」と語っていました。つまり、昨日より今日。そんな変化も、ハンドメイドならではの楽しみであり、だからこそ、「そのみつ」でクツを作ってもらおう、と思う人があとを絶たないのかも知れません。



お問い合わせ先

・店名: そのみつ
・住所: 〒110-0001 東京都台東区谷中2-18-6
・電話: 03-6904-1312
・休業日: 水曜・木曜
・ホームページ: そのみつ
・「そのみつ」代表の園田さんへのインタビューはこちら







 

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